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​委託部会

2021年度 活動方針

1.はじめに

 全国の生協の職場には、宅配や物流、店舗などを中心に多くの委託労働者が仕事をしています。しかし、委託労働者の賃金や労働条件は低く、定年まで働きつづけられる状況ではありません。私たちは、2020年に生協職場で、委託元労働者と委託先労働者に対し職務評価調査を実施しました。結果は、委託労働者が委託元労働者と同等かそれ以上の価値の仕事をしているにもかかわらず、大きな処遇格差があることが明らかになりました。こうした実態は、生協だけではなく、多くの企業において同様であると考えています。

私たちは、生協職場、そして、社会的にも委託労働者が「働きつづけられる職場」の実現するために、他の産業で働く委託・請負で働く労働者とも共同を広げていきます。そして、組織化もすすめながら、より多くの委託労働者の声と要求を束ねて、賃金労働条件の改善と権利向上をめざします。

 

2.スローガン

 「つくろう!なかまが辞めない職場」~あなたの声が今を変える~

 

3.めざすこと-子会社・委託労働者が働き続けられる職場と処遇の実現-

 ①全国の生協で働く子会社・委託のなかまの要求実現と、「働き続けられる職場」の実現をめざします。

 ②生協で働く子会社・委託のなかまの組織化にとりくみます。

 ③全国の子会社・委託労働者の実態と、賃金・労働条件を把握します。

 ④各労働組合・分会・支部のとりくみを交流するとともに、学習も深め、労組員一人ひとりが活動に参加し、組織強

   化にとりくみます。

 ⑤子会社・委託労働者と生協労働者の交流をおこないます。

 ⑥子会社・委託会社ごとに議論できる体制をつくります。

 ⑦子会社・委託部会統一要求について議論し、要求書を作成します。

 ⑧生協に対して直接意見ができる場をつくれるよう、生協労組などの協力を呼びかけます。

 ⑨「改正」派遣法に対する対応として、派遣社員だけでなく、請負・委託・下請け労働者や個人事業主雇用主に関係

   なく、仕事を基準とした企業横断的な「同一労働同一賃金」とする法規制を求めていきます。

 ⑩子会社・委託で働くなかまの賃金・労働条件の改善と、権利向上のためのとりくみを社会的な運動としてひろげていきます。そのために、他産業の委託・請負で働くなかまやそこの労働組合とも共同し、企業横断的な賃金・労働条件の改善をめざします。

「生協労連委託部会」

 結成宣言  

2021年10月23日    生協労連委託部会  

  全国生協労働組合連合会は、委託、子会社で働くなかまとともに、今日ここに生協労連委託部会を結成します。

 私たちは、生協関連の委託会社、子会社の労働者、他産業で働く労働者とともに、誰もが定年まで働きつづけられる職場づくり、ディーセントワーク(8時間働けば、普通に暮らせる、働きがいのある人間らしい仕事)を実現することをめざします。そのために、全国の生協関連の委託会社、子会社の労働者の組織化をすすめていきます。

全国の生協の職場には、宅配や物流、店舗などを中心に多くの委託労働者が仕事をしています。しかし、委託労働者の賃金や労働条件は低く、定年まで働きつづけられる状況ではありません。2021年4月1日施行のパートタイム・有期雇用労働法では、雇用主を同じくする正規と非正規労働者の「不合理な待遇格差の解消」「差別的取り扱いの禁止」を定め、是正を求めていますが、委託労働者や下請け会社、個人事業主などは対象外となっています。

生協労連委託部会準備会が実施した職務評価調査では、委託労働者が委託元労働者と同等かそれ以上の価値の仕事をしているにもかかわらず、大きな処遇格差があることが明らかになりました。こうした実態は、生協だけではなく、多くの企業において同様であると考えています。同じ仕事をしていれば、同じ処遇であることは、労働者として、人として生き働く上で、当然の権利です。しかし、一企業だけで、そのことは実現できません。他産業で働くなかまとも共同して、社会的に親会社、下請けが対等の関係になれるしくみに、社会的な産業構造を変えていく必要があります。

 そんな職場、社会を実現していくために、私たちは声を上げ、立ち上がります。当面の目標として、同一価値労働同一賃金の実現をめざします。生協職場だけではなく、社会的にもすべての委託会社、子会社、請負で働く労働者が「働きつづけられる職場と社会」を実現するために、運動を大きく広げていきます。すべての労働者にディーセントワークの実現を!

生協労連 委託部会
統一要求書

1.はじめに

全国の生協の職場には、宅配や物流、店舗などを中心に多くの子会社・委託のなかまが仕事をしています。しかし、子会社・委託のなかまの賃金や労働条件は低く、定年まで働きつづけられる状況ではありません。

私たちは、生協職場、そして、社会的にも子会社・委託のなかまが「働きつづけられる職場」を実現するために、他の産業で働く委託・請負で働く労働者とも共同を広げていきます。そして、組織化もすすめながら、より多くの声と要求を束ねて、賃金・労働条件の改善と権利向上を求めます。

 

2.社会的に求めていくこと

「改正」派遣法に対する対応として、派遣社員だけでなく、請負・委託・下請け労働者や個人事業主雇用主に関係なく、仕事を基準として企業横断的な「同一労働同一賃金」とする法規制を求めていきます。

 

3.生協に求めること

①同一価値労働同一賃金の視点から、生協の直雇用労働者との格差是正を考慮した委託料としていくこと。

②委託料の設定に際し、委託労働者の生活と適正な労働条件、慢性的な人員不足是正を担保できる水準を考慮した契約とすること。

③配送件数や拡大・販促・共済の目標数は、就業時間内でできるような水準を考慮した契約とすること。

④委託先にたいし対等なパートナーとして接すること。ハラスメントや優越的地位の乱用を疑われる言動はおこなわないこと。

⑤業務遂行上必要な情報を共有化すること。コース変更など委託先の効率改善に関する要請に誠意をもって対応すること。

⑥事業所単位で労働者を網羅した安全衛生委員会を開催すること。委託先の有給休暇取得状況、労働時間、労働災害への対応などを把握し、必要な措置を講じること。

⑦生協の都合で委託コースの縮小や廃止をおこなう際に、委託先企業と合意の上で委託労働者を採用する場合、著しく資質を欠く場合を除いて、希望する労働者は採用すること。

⑧委託先に対し、コース効率が悪くなるようなコース編成などはおこなわないこと。

⑨コース変更など委託先の効率改善に関する要請には誠意をもって対応すること。

⑩委託先は人員のゆとりもないため連続休暇は取得しにくい状況です。よって、年末年始やGW、お盆休みなどの連続休暇時には、生協の配送も休暇とすること。

⑪台風・大雨・大雪などの際には、労働者の安全を第一優先して配送について判断すること。また、配送中に局地的大雨などの災害が懸念される場合の対応を明確にすること。

 

4.委託会社に求めること

①荷主との契約・交渉に関する要求

・委託労働者の賃金・労働条件を改善していくためにも、荷主に対して契約料の引上げを求めること。契約内容やルールの見直しを求めること。

・生協管理者からの、ハラスメントや優越的地位の乱用を疑われる言動があった場合は、毅然として機敏に対応すること。

 

②人事制度に関する要求

・生協労働者と同一価値労働同一賃金とすること。職務内容に見合った賃金とすること。

・委託会社の賃金体系は基本的に定昇制度がありません。管理職につかなくても、働き続けられる賃金とするために定期昇給制度を導入すること。

・見込み残業代を廃止し、残業代の原資については基本給に組み込むこと。また、所定労働時間を超えたものについては残業代として支払うこと。

・拡大、共済などのインセンティブが発生するものについて割増すること。

・人事考課の評価により賃金が下がる場合については、制度そのものを廃止すること。

 

③マネジメントに関する要求

・配送件数や拡大・販促・共済の目標数は、就業時間内でできるような水準にすること。

・生協直雇用労働者委託労働者とでは、配送件数や配送前後の作業に違いがあります。マニュアル違反を暗黙の了解とせずに、配送件数や作業実態に応じた、配送と作業のルールを定めること。

・個配事業で定年を迎えることは現状厳しいと感じています。年齢を重ねた時に同じ業務量をこなすことは難しく、将来に不安を感じ退職していくなかまも後を絶ちません。個配事業における業務の見直しはもちろん、別事業への開拓を進め、将来への展望を示すこと。

・有給休暇の取得については、希望通りに取得させること。

・年間休日を増やすこと。年末年始やGW、お盆休みなどの連続休暇を取得できるようにすること。